これまで何も変わっていない
ミュージカル「La Haine - Jusqu『ici rien n』a changé」の書籍。
JUSQU『ICI, RIEN N』A CHANGÉ — ミュージカル「La Haine - Jusqu『ici, rien n』a changé」の全国ツアーを記念して、同名の書籍を発表できることを大変嬉しく思います。この書籍は、舞台の制作過程や舞台裏を綴ったものです。『これまで何も変わっていない』は、この世界を探求するアートブックですが、それ以上のものもあります。舞台裏の写真、メモ、スケッチに加え、1995年から今日までの郊外の状況の変化についてウィリアム・ケオが書いた文章も掲載されています。2025年に更新された『La Haine』の物語を、複雑で生き生きとした現代的なアーカイブとして記録しています。
ラムセス・ケフィ(ジャーナリスト)とメディン(ラッパー)による序文付き。
2人の写真家による共同作品であるこの本については、例外的に2種類の別々の版をご用意しています。ウィリアム・ケオ版とヤマン・ヤムソナイト・オクル版です。それぞれの版はオリジナルの表紙ですが、中身は同じです。
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ヤマン・ヤムソナイト・オクルは、トルコ出身のフランス人ダンサー、振付師、写真家です。ブレイクダンスを専門とし、2001年にはグループ「ウォンテッド・ポッセ」とともに世界チャンピオンに輝きました。そのキャリアの中で、ヤマンはこの分野で活躍し、数多くの国際的なアーティストとコラボレーションを行っています。また、舞台「La Haine - Jusqu『ici rien n』a changé」の振付も担当しています。
ウィリアム・ケオは、写真家、クリエイティブディレクター、Four Eyes 出版の共同創設者です。マグナム・フォトスに所属したフォトジャーナリストであり、紛争写真、特に中東(クルディスタン)を専門としています。また、郊外を専門とし、CNAPとBnFの支援を受けた長期プロジェクト「EXTRAMUROS」を、自身の生まれ故郷である93県で展開しています。
編集者注記 — この本の制作に携わることができて光栄です。私たちは、フランス現代文化の記念碑的な作品に敬意を表すると同時に、このアートブックを機に、1995年(映画『憎しみ』の撮影)から今日に至るまでの郊外の状況の変化を検証しようと試みました。最後に、コレクターズエディションとして、映画『ヘイト』の舞台となったムゲの団地のタワーをモチーフにしたコンクリート製のブックエンドを制作し、私たち自身も楽しみたいと思いました。
2025年4月末発送。